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このブログでは、自作小説の創作話や自作イラストの公開をしています(^_-)-☆
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美月のお家へようこそ。日常のあれこれや、趣味の話。自作小説のこぼれ話&イラストをのせていきます。


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こんばんは~


連日の投稿になりました~久々っ


どうやら、ブログUPにてこずっていたのは『忍者ツールズ』障害発生が原因だったようです。繋がりにくくなっている模様。障害情報読んでも、治っているのかどうなのかよく分からない。


なので、今日も途中で記事が消えるのが怖いので、メモ帳に記してから、貼りつけることにします。


本日、HPを更新してきました~♪


『ヒナの王子様』をリンクしたのと、ヒナの王子様の表紙に使われたイラストをUPしてきました(*^^)v






↑これの元絵です

実は、あんまり気に入っていないんで、こっちにはUPしないことにします。

そして、そして。

昨日一応予告っぽいことをしておりました。


三兄弟の事件簿 夕陽の少年たち

お買い上げありがとうございます企画第二弾!!

 

三兄弟の事件簿3(仮)第一章をUPしてまいりました。


ご覧いただくには、パスワードが必要です♪


パスワードは6ケタの数字です。

11月1日発売でしたので、最初の三ケタは『111』
残りは、本のあとがきページのページ数です。


第二章をUPするかどうかは、気分次第です(^^;

上げても、見てもらえないと意味ないしなぁといった感じです。


一応UPを続けるならば、第五章までUPします!


確認したところ、第七章の途中まで書いておりました。

さ~続き書こう。


いつか(←こらこら)


他にも何か書きたい衝動はあるけれど、何を書けばよいか分からない感じです


なら、三兄弟の続き書けって感じですよね。頑張ろう! うん♪


ではでは~

拍手[1回]

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三兄弟の事件簿完結記念企画座談会

高橋空「っと、言うわけでいきなり始まりました。三兄弟の事件簿完結記念座談会で~す。三兄弟の中で一応主役の高橋空でっす」
紫藤海「ほんまいきなりやな。あ、どもども歌って踊ってギャグも天下逸品の関西人、紫藤海です。っていうか、三兄弟の事件簿完結記念座談会の方が正確なんちゃうん」
春名光「海が歌って踊ったところなんて見たことないけどな。寒いギャグなら何度も聞いてるけど」

海「失礼な。俺のギャグは天下逸品やんけ」
空「空耳が聞こえた。空なだけに」
海「って、お前がダジャレ言うんかい」


光「あの二人は無視しましょう。どうも、春名光です。えー、話を戻して。座談会の題名の件は、どうせ愛田が2と入れ忘れてただけだろう。そっとしとこう」

空「よし、その話はそっと、横っちょに置いといてぇ。このブログへお越しくださっている皆様にかな~りご無沙汰してるってのに、愛田の奴、俺達に『なんか喋って、ハートマーク』っていうメモを残して逃走したみたいだぞ」

光「あまりにもご無沙汰し過ぎて登場するのが怖くなったんだろう」
海「俺はパソコン開くんが久しぶり過ぎて、メールがめちゃくちゃ来とって、削除するのに疲れたからやて小耳にはさんだで」
空「海の情報網は侮れないからな~。一体どこからそんな情報を得て来るんだ」

か「な・い・しょ」
そ「可愛く言ってもダメだっつーの。っていうか、コラ。俺達の名前はしょるな愛田。ちゃんと空って書けよ」
こ「面倒臭くなんたんだな?!」

そ「あ、メモが現れた。なになに・・・・・・。『別にいーじゃん最初で名前書いてるから、あとは頭文字でも分かるでしょ』だって?! やっぱりずぼらしてんじゃん。愛田~、面倒くさがってんじゃねぇぞ。読者に失礼だろ」

か「そうやそうや。妹から31アイスクリームの商品券もらったからって、いじけとるんか。俺らに当たるなや」

こ「海、ちょっと待て、なんなんだ。その31アイスクリームの商品券って」
そ「あ、俺も知らない。聞きたい、聞きたい」

か「それがさぁ。ブログご無沙汰している間に、愛田のやつ・・・って、これは洒落とちゃうで?」
そ「え。どこが洒落?」
こ「間と愛田だな。言わなくても分かる。さっさと話しすすめろよ」

か「光ちゃん冷たいわ~海子泣いちゃう。しくしく」
そ「だから、話すすめろっつーの」

か「しゃあないな。えっと、そやからな、前回のブログ更新から今日までの間に、愛田は一つ年をとったんや」
こ「ああ、そういうことか」
そ「え?! どういうこと? 何で光は分かんの、何で俺は分かんねーの?!」
こ「それを僕に聞くなよ。また僕にバカって言わせたいのか」
そ「言ってんじゃん!!」

か「まあまあ、つまりや。愛田は誕生祝いに愛田の母ちゃんと妹の二人合同でブレスレットをプレゼントしてもらったんやけど。それとは別に妹から誕生日当日に、そのアイスクリーム券をもらったんやて。500円分」

そ「あ、分かった。31のアイスクリームつまり愛田のピーとかけたのか」
こ「今、セリフの一部に雑音が入ったな」
か「愛田。今更隠しても遅いって、これだけ言うたら、誰でもピンとくるって。見苦しいな」

「ほんと見苦しいよな3ピーにもなって。って、こら。名前の頭文字まで省略するなよ。誰が喋ってるか分からねーだろ」
「ホンマヤでって、こら。俺まで頭文字省略かい。ピー1にもなって情けない」
「愛田。ピーを入れる個所間違ってるだろ。これじゃあバレバレだよ」

そ「あ、メモがあるって、いうか頭文字戻った。良かった良かった。でも意外と頭文字無くても誰がしゃべってるかわかるんじゃね?」
か「確かになぁ。かといって、最初から無かったら分からんしな。ちなみにさっきの会話は、空、俺、光やで。で、メモには何て書いてあったんや?」
そ「読むぞ『別にいじけてないもん。年齢だって今更隠してないも~ん。遊んでるだけだも~ん』だって。なんじゃそりゃ」

こ「まあ、そうだろうな。愛田の奴アイスクリーム券もらった時、かなりウケたらしいし。自分じゃまず思いつかない粋なことしたなぁって感心もしたらしいしな」

か「おい、光。その情報はどこから得たんや」
こ「愛田本人から聞いた。っていうか、かなり話がずれてってるぞ」
そ「あ、まずい。本当だ。今日はなんとなんと俺達のイラストを紹介しちゃうぜっていうのが、この座談会の一番の目的だった」

か「忘れてどないすんねん」
そ「海も忘れてたくせに」
こ「もういいから。ほら、空。ご紹介して」

そ「おっしゃ。えっと、カンペカンペっと。・・・三兄弟の事件簿2完結記念でイラストを募集したところ、イラストを書いて下さった方が3名いらっしゃいました。その内の2名の方のイラストについては、先にSSと一緒にご紹介したんだよな」

こ「そう。で、最後の1名の方からいただいたイラストのご紹介がまだだったんだ」
か「愛田がもたもたしとったおかげで、紹介するする、言うとって、今頃になってもうたんや。ほんまにすんません」

そ「ではでは。亜耶さまからいただきました。俺達のイラストでっす。ご堪能下さい」

か「ばばーん

0f7d5353.jpeg











そ「スッゲー俺超カッコいい」
か「俺の方がええ男やな。亜耶さま分かってらっしゃる!」
こ「自画自賛して恥ずかしくないのか」

そ&か「ない」

こ「きっぱり言われると、いっそ清々しいな。ほら。お前ら、自分に見とれてないで御礼言うぞ」

三人「亜耶さま。素敵なイラストありがとうございました

か「そして、俺のことめっちゃかっこよく書いてくださった、なぁ様」
そ「俺を超ステキに書いてくださった、つぐ未さま」
こ「そして、ブログでの募集を見て今回のイラストを書いて下さった亜耶さま」

三人「改めて。ありがとうございました!!

そ「本当は、誰も名乗りを上げて下さらないかなぁとか心配してたんだよな」
か「おう。でも、素敵なイラストいっぱいもらえてめっちゃ俺ら嬉しかったよな。あ、もちろん愛田は飛びあがらんばかりに大喜びやったで」
こ「これだけ、していただいたんだから、一部の皆様のお声もいただいているし、三兄弟3も愛田に書いてってもらわないとな」

か「光ちゃんったら、何気に愛田をつっついとるな。海君の情報メモによるとやな。愛田の奴まだ一行も書いてないらしいで」

そ「そりゃ大変じゃん。俺達、こんなところでだらだら喋ってる場合じゃないっつーの。愛田の尻叩きにいかなきゃ」

か「そうや、こうしちゃおれん。空、光。愛田のところへGO! や」

こ「二人は走って行ってしまいました。なんだかんだうるさい僕らですが、これからも見守っていただけると幸いです。それでは三兄弟の事件簿(2)完結記念座談会、これにてお開きとさせていただきます。また、お会いできる日を楽しみにしています。では、僕も二人を追って、愛田に灸をすえてきます。できれば気長に待っててやってください」
 

拍手[0回]

*とある日曜日の一コマ*

 夏休みを終え、学校が始まって最初の日曜日。
高橋空はまだまだ暑さの残る空気の中、待ち合わせ場所の噴水広場へとやって来た。
噴水広場は駅前ということもあり、待ち合わせ場所としてよく利用されている。あちらこちらで人待ち顔の人間が見受けられる。
その中の一人に、空は見知った顔を見つけ手を振った。
「海! 早いな」
本人がどんなに否定しても、可愛いと言われてしまう顔に、満面の笑みをのせ、空は海に走り寄った。
今日は、この紫藤海と春名光という、いつもと変わり映えのしないメンバーで遊びに行く予定だ。

二人は噴水の淵に座り、残りの一人を待つことにした。
「おー。空、何? えらくご機嫌やん」
満面の笑みを崩さない空に、海が少し首をかしげる。
「分かる? 分かっちゃう?」
嬉しさを隠さない空に、少し引きながら海が「う、うん」と返事する。
「じゃっじゃじゃーん」
そう言って、海に突き付たのは青い携帯電話だった。
「うおっ、すっごいやん。最新式やん。良いなぁー。俺も欲しい」
うらやましがる海に、空はまんざらでもない様子である。
「買ってもらったんだー。でもまだ説明書とか全然読んでねぇからさ、後で使い方とか色々教えてくれよ」
「おお、ええで。でも、俺もあんま説明書とか読んだことないなぁ。大抵触っていくうちに憶えるし。ほら、このボタンとか、カメラの絵ぇ描いてるやろ? これ押したら写メ撮れるんや」
「へぇー。分かりやすくできてんだな」
空は感心しながら、言われたボタンを押してみる。
すると、画面に自分の足が映し出された。
「うおっ、足、足映ってる!」
「そりゃ、ケータイのレンズ下向けとったら足映るがな」
海がすかさずツッコミを入れる。海いわく、ツッコミを入れてしまうのは関西人の性なのだそうだ。
「あ、なるほど。じゃ、海撮ってやるよ」
「えー。なら男前にとってや」
携帯電話を構えられ、海は居住まいを正した。
「笑ってー、はい、チーズ!」

パシャ

 お決まりのシャッター音が辺りに響く。
空は画面を海に見えるようにしてやった。


「おまえ、すっげ、良い笑顔で写ってんじゃん」
「そりゃ、元がええからな」
「言ってろ」
そんなことを言い合って笑っていると、二人の上に影がかかった。
「何やってるんだ」
光の声である。ようやく到着したようだ。空は顔を上げ、光の顔を確認すると口を開いた。
「ケータイ! 良いだろう。買ってもらったんだ」
空は光にも携帯電話を自慢げに見せつけた。
「空・・・・・・」
光は顔を顰めた。
「何だよ」
また嫌味でも言うつもりかと身構えた空に、光は眼鏡を人差し指で押し上げながら言った。
「待受画面、海にしてるのか? びっくりしたよ二人がそんな関係だったとは」
無表情で口にした光に向かって、空と海二人が声を上げた。
「ちっがーう!」
そんな二人に、光はからかいの笑みを見せたのだった。

END

*************

どうにも、忍者さんなのか、私のパソなのか分かりませんが、調子が悪いようで、中々この記事を上げることができなかった愛田です。皆様こんにちは(*^_^*)

いまも、フォントやら画像のアップロードやらのアイコンが消えて無くなってるので、ちゃんとこれがUPされるかひやひやしております。

さて、そんなことはさておき。

第二弾のイラスト提供者は『なぁ様』でございます。

三兄弟2の完結記念イラスト募集に一番に声を上げてくださった方です。
ありがとうございます!! それなのに私ときたら、上げて下さった声に気付いていなかったという体たらく。
危うく、描いていただけない所でありました。気付いてよかった~。本当に。

三兄弟の中から、海を描きたいと言っていただけたのもすっごく嬉しかったです。
キャラ投票では1票も入らなくて嘆いていた海ですので、このイラストは大層嬉しかったと思います。

なぁ様の描かれる海の笑顔に惚れ惚れとしております。何て可愛い笑顔なの?! 何てステキで爽やかな笑顔なの~とドキドキ(≧∀≦)

なぁ様お忙しい中イラスト描いていただき本当にありがとうございました!!

サイトの方には、今いただいているイラスト全てUPさせていただきました。感想も描いておりますので、良かったら覗いてみて下さいね。
それでは、また。

次回お楽しみに~♪
 

 

拍手[1回]

*初めてのケータイ電話*

「おー、マジで?! スッゲー、良いのこれ、本当にいいの」
高橋空は、自宅の本屋一階の店舗スペースの奥に位置する居間で、これでもかと大きな声を上げた。
学校から帰ってすぐのことである。
空の声の大きさにはとっくに慣れている両親は、大声にも驚いた様子は見せず、にこにことした笑顔を崩さなかった。
空の手には青色の携帯電話が握られている。先ほど父から渡された箱の中から出したばかりなので、ピカピカの新品だ。
とうに六十を過ぎた父が、好々爺ぜんとした顔をほころばせた。
「気に入ったかい。空は青が好きだと思ってその色にしたんだよ。最近の電話はすごいねぇ。父さんたちも携帯電話を買ったから電話番号を登録しておいたよ」
父に言われ、空は「すげーすげー」と連呼していた。そして、携帯を開いたり閉じたりとせわしなく動かしていた手を止めて、両親を見る。
「それにしても、何で急にケータイ買おうなんて思ったの?」
空は、可愛らしいとご近所でも評判の顔に、不思議そうな表情を見せる。
「そりゃ、あんた、最近物騒でしょ。公衆電話もその辺にないし、空、最近遊んでばっかりで帰ってくるの遅いしねぇ」
少し嫌みにも聞こえるようなことを言ったのは母である。こちらも六十歳をとうに超えている。細身の父とは違い、ふくよかな体型だ。思ったことを素直に口にする性格は、空とどこか似通っている。血はつながっていなくても、家族というのは似て来るものなかもしれない。
「そっかー、なるほどね。でも、スッゲー嬉しい。ありがとう! 父さん母さん」
にっこりと笑顔を向ける空に、両親は心の中で『ああ、可愛い』と思ったが口には出さなかった。出したら、とたんに空の機嫌を損ねてしまうことを知っているからだ。

「そうだ、空。写真撮らせておくれ」
父が不意にそんなことを言い出した。
何で急に写真? と思ったが、父が高齢者向けに販売されているタイプの、携帯電話を構えていることに気付き納得した。写メを撮りたいのだと。
「いいよ」
「あ、じゃあ母さんも」
空は、動かないようにじっとしたが、父と母が携帯電話を空に向けて構えながら、こうでもない、ああでもないと言い合っている。
「父さん、母さんまだ?」
いい加減痺れを切らした時、父が行くぞと声をかけた。どうやら、ようやくカメラモードになったらしい。

「はい、チーズ!」

パシャ

お決まりのシャッター音が鳴る。
空は父の携帯電話を覗き込んだ。

d7276746.jpeg










「すっげー。父さん。良く撮れてんじゃん」
父はそうだろうそうだろうと、自慢げである。
ちなみに母のはピンボケしていたため、空はこの後何度も何度も、撮影に付き合う羽目になったのだった。

end


 

****************

はい、ということで。

今更にはなりますが、『三兄弟の事件簿2』の完結記念として募集しておりましたイラストをSSと合わせてご紹介させていただきました(*^_^*)

描いていただいたのは、つぐ未様でございます。

小説家になろう~秘密基地~ にて、描いてくださると声を上げて下さった方です。
ありがたや~。

本当に素敵なイラストですよねぇ。惚れ惚れします
もう、空ってば可愛い

つぐ未さまのイラストはとても暖かみがあって、癒し系ですよね

つぐ未さまからは、あと2枚イラストをいただけるかもと言うことで、とても楽しみにしております。

あ、でも、お忙しいようでしたら御無理はなさらないでくださいね。(ここで言ってもな)

つぐ未さま、本当に本当に、素敵なイラストをありがとうございました

拍手[1回]

司会(愛田)「皆さまこんにちは。本日は司会進行を務めさせていただきます。作者こと愛田美月でございます」

ぺこりとお辞儀する愛田。
しかし、拍手はない。

司会「ちょっと、ちょっと、な~に?! 拍手ぐらいしなさいよ」

高橋空(以下空)「いや~、だってさ。ここに一人、暗い影をしょってる人がいるし」

足元を指さす空。そこには、膝を抱えて座っている少年が居た。
暗い。暗すぎる。

司会「あ、それほっといていいから」

空「う~わっ。冷たっ!」

春名光(以下光)「愛田はそういうやつだよ。知らなかったのか空」

空「いや、知ってたけどさ」

司会「あんたたち言いたい放題ね。私がそもそも、作者でありながら司会なんて務めてるのは、床にのの字書いていじけてる、そ奴のせいなのだ!」

少年の背を指さす愛田。
少年が、闇を背負ったままゆっくりと振り返った。

紫藤海(以下海)「ふんっ。ええんや。わかっとる。ど~せ俺なんか、誰からも相手にされへんねん・・・」

ぐちぐち文句を言う海の頭をどこかに隠し持っていたハリセンで叩く愛田。
スパーンといい音が会場に響く。

司会「いつまでも、落ち込んでるでないわっ! 若人ならば、潔くふっきれ! そして、司会代われ」

空、光に耳打ちする。

空「愛田の奴まだキャラ固まってないのかな。何か、言い回し古くね?」

光「そこは触れてやらない方が、身のためだと思うぞ」

そんな二人の声が届いているのかいないのか、海がゆっくりと立ち上がる。

海「そうやんな、それもそうやんなっ! よっしゃ、愛田。マイク貸して、俺が司会するわ」

結構な落ち込み具合だったが、一発で吹っ切れたようだ。
ハリセン効果だろうか。

光「いや、違うだろ」

愛田「光、ト書きにツッコんじゃ、メッ」

空「メッだって」

光「妙な目で僕を見るな」

二人のやり取りは気にせず、愛田、ピンク色にデコレーションされたマイクを海に渡す。

愛田「んじゃ、あとよろしくね~。バ~イちゃ♪」

言葉と同時に白い煙が上がり、会場から愛田の姿が消えた。

空「愛田の奴、やっぱキャラ固まってねぇじゃん」

海「ツッコムとこ、そこちゃうやろ」

光「まぁ、いつものことだから。さ、さっそく結果発表と行こうか」

海「って、何で光が仕切んねん。俺が、俺が司会やぞ」

光「何で二回言った」

光を無視して、海にスポットライトが当たる。

海「それでは皆さま、愛田のアホのせいで、随分と遅くなってしまいましたが、俺たちが主役の『三兄弟の事件簿シリーズ』キャラクター投票結果発表に移りたいと思います」

会場が暗転する。
スポットライトが行き来し、こういう場面でよくかかる、おなじみの音楽が鳴り響く。

海「それでは、総投票数六票の中から、第三位に選ばれたのは・・・」

空「って、ちょっと待て、六票しかなかったのかよ?」

光「僕は、もっと少ないと思ってたけどな」

私市刑事(以下私市)「俺も思ってたな」

「って、いたのかよ」

とても良い笑顔で私市が頷き、親指を立てる。

私市「居たんだな、これが」

光「二人とも気づいてなかったのか」

「全然」

私市「まあ、文字だけの出演だから、喋らないと居るかどうかわからないからな」

海「私市さん、それは言っちゃあいけないお約束☆」

私市「ははは」

空「あ、笑ってごまかした。まるで愛田のようだ」

愛田「聞こえてるよ~」

空、慌てて口をおさえ

空「すみませ~ん」

と、一応謝った。

海「んじゃあ、気を取り直して~。第三位は、一票獲得・・・」

シーンと静まりかえる会場の一点にスポットライトが集まった。

海「高橋空くんで~す」

空「えぇ?! 俺? 俺、一応主役なんだけどな~」

海「ふっ、ええやん・・・三位なんやから、六票の内、一票でも入ったんやから、ええやんか・・・」

引きつった顔になる海に、空は慌てて笑顔を作った。

空「う、うっわ~。俺すっげぇ嬉しい。貴重な一票、ありがとうございました! 三位最高!!」

海「ふっ、それでええねん・・・それで。はい、コレ賞状ね」

投げやりな海に、光や私市、そして鈍い空もあることに気付いた。

空「鈍い言うな!」

海「それでは、空くん。何でもええから、三位になった感想を一言」

空「いや、さっきも言った気がする・・・」

海にじと目で睨まれ、さっと海から視線を逸らす空。(シャレではない)

空「はい、えっと、愛田の気まぐれなキャラクター投票に付き合ってくださっただけでなく、俺に一票を入れてくださってありがとうございました。これからも、もっともっと活躍できるように、今度こそ、主役らしくいっぱい登場できるように祈ってやってください。愛田よろしくな」

海「え~最後は、愛田へのメッセージになってましたが、貴重な一票ありがとうございました。では、第二位の発表です」

またしても、会場が暗転し、スポットライトが縦横無尽に行きかう。

海「第二位。得票数、二。私市刑事」

私市刑事にスポットライトが当てられる
海、私市に小さなトロフィーを渡す。

海「私市さん、何か適当に良い感じ~な一言をどうぞ」

私市、苦笑いして壇上に設けられたマイクの前に立つ。

私市「え~、ありがとうございます。何やら、海くんの視線が痛いですが・・・。まさか、俺に票を入れてくれる方がいるとは思わず、嬉しいです。二位に入りましたので、次もきっと、いや、絶対に出番があると思います。ありがとうございました」

海「最後は、またちょっと愛田への圧力を感じたんは気のせいでしょうか。まぁ、しゃあないでしょう。悪いのは愛田です。・・・実は私市さん。愛田からもう一つプレゼントがあります。似顔絵だそうです」

私市「・・・正直いらないな」

海「まぁ、そう言わんと見たって下さいよ。じゃじゃ~ん」

壇上にあるスクリーンに似顔絵が大きく映し出される。

 kisaiti.jpg











空「こ、これは・・・」

光「何ていうか・・・」

海「う~ん・・・」

三人同時に私市を見て

三人「似てない

私市「いや~さすが、三つ子。綺麗にそろったね」

拍手する私市

天からの声(愛田)「こらこら~関心するとこ、そことちゃうやろ。絵に対するコメントは?」

私市「・・・下手?」

グサッ

空「っていうか、本当に誰? って感じ」

天からの声(愛田)「そうなのよね~。私も書いててさ、似てねぇな。誰だこれ。と思いながら書いてたからね」

光「居直ったな。それなら出さなきゃいいのに」

天(以下略)「だって、コレ描いたときにさ。保存失敗した~っと思って落ち込んでたらさ、この間ちゃんと保存されてることに気づいて嬉しかったのよ」

私市「それで、ここで発表しようと?」

天「そう。似てなくったっていいじゃない。この際! って感じ? 私市はもっとこう、渋くかっこいいイメージなんだけどね、私の中では。これじゃ、高校生みたいよね」

海「自分で言いよった」

空「潔い感じは俺、好きだぜ」

天「私も好きよ~空」

光「親ばか」

天「親ばかで何が悪い! ほ~っほっほ」

海「ホンマに、キャラ固めてから出てこいや、愛田。次進めんで~」

天「は~い。すみません」

海「それでは、栄えある第一位を発表したいと思います」

会場が暗転(以下同文)

海「って、略すんかい! あかん、思わず関西人スイッチ入ってツッコミ入れてもうたやないか。・・・おっほん。では、得票数三。栄えある第一位は、か、はたまた別の誰かなのか、もしかすると愛田ってせんも・・・」

空「早くしろ~司会者」

海「ちぇ、ええとこやったのに。では、第一位発表です」

スポットライトが動き回る会場に、海の声が響き渡る。

海「第一回三兄弟の事件簿、キャラクター投票第一位は・・・」

ある人物にスポットライトが集中する。

海「春名光くんです。おめでとうございます」

光「あ、あぁ、ありがとう・・・」

空「意外性まったくねーじゃん」

私市「ほんとにね。海くんの態度見てれば誰だって分かるよ」

海「うおっほん。それでは、光。一位になった感想を一言」

 koukyara1.jpg











空「うっわ、私市さんとは大違いな扱い」

海「ほんまにな」

光「とにかく、僕に投票してくださった皆様、本当にありがとうございました。皆様の応援を励みにこれからもがんばります」

私市「おめでとう光くん」

光の手を握る私市。

光「ありがとうございます」

光、手に視線を落とす。

光「・・・いい加減手を離してください」

私市「いや~、ははは」

海「このやり取りももう、お約束やな」

空「ホントに」


海「と、言うことで。第一回三兄弟の事件簿キャラクター投票は、第一位が光。二位が私市さん。三位が空という順番になりました。俺には一票も入らなかったということは抜きにして・・・」

一同「投票に協力くださった皆様、本当にありがとうございました」

海「え~、俺たちの話をまた読みたいって言うてくれてはる人も数人いてくれてます。ホンマに嬉しいです。俺たち、愛田のでっかい尻叩いて、次の話書かせるよう頑張りますんで、それまで待っててください」

空「あ、それと愛田から連絡事項です。三兄弟2の完結記念に、小説家になろう~秘密基地にて、俺たち三兄弟や、三兄弟の事件簿に出てくるキャラのイラストを募集しております。多くの方に書いていただけたらいいなと思っています。書いていただいたイラストは、このブログと、(超過疎な)ホームページに飾らせてもらいたいと思っております。練習がてら書いてやるかって方、もしおられましたらこちらでも、秘密基地のスレにでも結構ですので、ご一報いただけると嬉しいです(秘密基地の文面、ちょっと間違ってますが、お気になさらず~)とのことです。」

一同「どうぞよろしくお願いいたします」

一同礼

海「これにて、第一回三兄弟の事件簿キャラクター投票結果発表会終了させていただきます」

空「よっしゃ、食うぞ!」

海の言葉に半ば被るように声を上げて、会場に用意してあった料理を幸せそうに食べる空。

光「声でかいよ。空」

光の溜息が、大きな会場にそっと漏れた。

☆end☆

と、いうことで。キャラクター投票の結果はこんな感じでありました。
私の記憶では、私市一票で、空と同率だったはずなんですが、本日改めて確認したところ、私市に二票入っていました。

ご協力くださった皆様本当にありがとうございました。

海に一票も入らなかったのは、ちょっと意外でした。なんせ、三兄弟2は海にスポットを当てて書いていたものですから。海うじうじし過ぎだったのかな(笑)

光も結構、ウジウジ悩む子ですが、堂々の一位。う~ん。やっぱり皆様も王子キャラ好きなんですかね。私と一緒で(笑)

それはさておき。

空が言っていたように、イラスト募集しております。私自身が描いておりますが、そんなのは関係ございません。皆様が思うように、皆様が想像する三兄弟や、他キャラを見てみたいというなんとも我がままな企画でございます。

現在、一名名乗りを上げて下さった方がいらっしゃいます。今のところ、連絡が取れておりませんが、イラストいただいたらこちらとホムペに飾らせてもらいたいと思っております♪

どうぞ、お暇のある方、イラストの練習をしたい方、おられましたらご一報くださいませ。
本文を読んでいなくてもかまいません。

こちらに、簡単なキャラの特徴を書いております^^
それで想像してかいていただいてももちろんOKでございます♪

どうぞ、よろしくお願いいたします<(_ _)>

★今後の活動について★

前回の記事に書いておりましたアンソロジーの小説の構想を練らねばと思っております。
とりあえず、売り物なので、ちゃんとしなきゃとは思いますが、自分のペースは崩さず頑張ろうと思います♪
三兄弟も、その内、続編を書く予定です。まだ、何時になるかは分かりませんが(^^;
そちらもがんばりま~す♪
 

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