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愛田美月
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読書にイラスト&小説書き。
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kinki kidsと板野友美ちゃんとリラックマが大好き(*^^)v
このブログでは、自作小説の創作話や自作イラストの公開をしています(^_-)-☆
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*とある日曜日の一コマ*

 夏休みを終え、学校が始まって最初の日曜日。
高橋空はまだまだ暑さの残る空気の中、待ち合わせ場所の噴水広場へとやって来た。
噴水広場は駅前ということもあり、待ち合わせ場所としてよく利用されている。あちらこちらで人待ち顔の人間が見受けられる。
その中の一人に、空は見知った顔を見つけ手を振った。
「海! 早いな」
本人がどんなに否定しても、可愛いと言われてしまう顔に、満面の笑みをのせ、空は海に走り寄った。
今日は、この紫藤海と春名光という、いつもと変わり映えのしないメンバーで遊びに行く予定だ。

二人は噴水の淵に座り、残りの一人を待つことにした。
「おー。空、何? えらくご機嫌やん」
満面の笑みを崩さない空に、海が少し首をかしげる。
「分かる? 分かっちゃう?」
嬉しさを隠さない空に、少し引きながら海が「う、うん」と返事する。
「じゃっじゃじゃーん」
そう言って、海に突き付たのは青い携帯電話だった。
「うおっ、すっごいやん。最新式やん。良いなぁー。俺も欲しい」
うらやましがる海に、空はまんざらでもない様子である。
「買ってもらったんだー。でもまだ説明書とか全然読んでねぇからさ、後で使い方とか色々教えてくれよ」
「おお、ええで。でも、俺もあんま説明書とか読んだことないなぁ。大抵触っていくうちに憶えるし。ほら、このボタンとか、カメラの絵ぇ描いてるやろ? これ押したら写メ撮れるんや」
「へぇー。分かりやすくできてんだな」
空は感心しながら、言われたボタンを押してみる。
すると、画面に自分の足が映し出された。
「うおっ、足、足映ってる!」
「そりゃ、ケータイのレンズ下向けとったら足映るがな」
海がすかさずツッコミを入れる。海いわく、ツッコミを入れてしまうのは関西人の性なのだそうだ。
「あ、なるほど。じゃ、海撮ってやるよ」
「えー。なら男前にとってや」
携帯電話を構えられ、海は居住まいを正した。
「笑ってー、はい、チーズ!」

パシャ

 お決まりのシャッター音が辺りに響く。
空は画面を海に見えるようにしてやった。


「おまえ、すっげ、良い笑顔で写ってんじゃん」
「そりゃ、元がええからな」
「言ってろ」
そんなことを言い合って笑っていると、二人の上に影がかかった。
「何やってるんだ」
光の声である。ようやく到着したようだ。空は顔を上げ、光の顔を確認すると口を開いた。
「ケータイ! 良いだろう。買ってもらったんだ」
空は光にも携帯電話を自慢げに見せつけた。
「空・・・・・・」
光は顔を顰めた。
「何だよ」
また嫌味でも言うつもりかと身構えた空に、光は眼鏡を人差し指で押し上げながら言った。
「待受画面、海にしてるのか? びっくりしたよ二人がそんな関係だったとは」
無表情で口にした光に向かって、空と海二人が声を上げた。
「ちっがーう!」
そんな二人に、光はからかいの笑みを見せたのだった。

END

*************

どうにも、忍者さんなのか、私のパソなのか分かりませんが、調子が悪いようで、中々この記事を上げることができなかった愛田です。皆様こんにちは(*^_^*)

いまも、フォントやら画像のアップロードやらのアイコンが消えて無くなってるので、ちゃんとこれがUPされるかひやひやしております。

さて、そんなことはさておき。

第二弾のイラスト提供者は『なぁ様』でございます。

三兄弟2の完結記念イラスト募集に一番に声を上げてくださった方です。
ありがとうございます!! それなのに私ときたら、上げて下さった声に気付いていなかったという体たらく。
危うく、描いていただけない所でありました。気付いてよかった~。本当に。

三兄弟の中から、海を描きたいと言っていただけたのもすっごく嬉しかったです。
キャラ投票では1票も入らなくて嘆いていた海ですので、このイラストは大層嬉しかったと思います。

なぁ様の描かれる海の笑顔に惚れ惚れとしております。何て可愛い笑顔なの?! 何てステキで爽やかな笑顔なの~とドキドキ(≧∀≦)

なぁ様お忙しい中イラスト描いていただき本当にありがとうございました!!

サイトの方には、今いただいているイラスト全てUPさせていただきました。感想も描いておりますので、良かったら覗いてみて下さいね。
それでは、また。

次回お楽しみに~♪
 

 

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