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このブログでは、自作小説の創作話や自作イラストの公開をしています(^_-)-☆
司会(愛田)「皆さまこんにちは。本日は司会進行を務めさせていただきます。作者こと愛田美月でございます」
ぺこりとお辞儀する愛田。
しかし、拍手はない。
司会「ちょっと、ちょっと、な~に?! 拍手ぐらいしなさいよ」
高橋空(以下空)「いや~、だってさ。ここに一人、暗い影をしょってる人がいるし」
足元を指さす空。そこには、膝を抱えて座っている少年が居た。
暗い。暗すぎる。
司会「あ、それほっといていいから」
空「う~わっ。冷たっ!」
春名光(以下光)「愛田はそういうやつだよ。知らなかったのか空」
空「いや、知ってたけどさ」
司会「あんたたち言いたい放題ね。私がそもそも、作者でありながら司会なんて務めてるのは、床にのの字書いていじけてる、そ奴のせいなのだ!」
少年の背を指さす愛田。
少年が、闇を背負ったままゆっくりと振り返った。
紫藤海(以下海)「ふんっ。ええんや。わかっとる。ど~せ俺なんか、誰からも相手にされへんねん・・・」
ぐちぐち文句を言う海の頭をどこかに隠し持っていたハリセンで叩く愛田。
スパーンといい音が会場に響く。
司会「いつまでも、落ち込んでるでないわっ! 若人ならば、潔くふっきれ! そして、司会代われ」
空、光に耳打ちする。
空「愛田の奴まだキャラ固まってないのかな。何か、言い回し古くね?」
光「そこは触れてやらない方が、身のためだと思うぞ」
そんな二人の声が届いているのかいないのか、海がゆっくりと立ち上がる。
海「そうやんな、それもそうやんなっ! よっしゃ、愛田。マイク貸して、俺が司会するわ」
結構な落ち込み具合だったが、一発で吹っ切れたようだ。
ハリセン効果だろうか。
光「いや、違うだろ」
愛田「光、ト書きにツッコんじゃ、メッ」
空「メッだって」
光「妙な目で僕を見るな」
二人のやり取りは気にせず、愛田、ピンク色にデコレーションされたマイクを海に渡す。
愛田「んじゃ、あとよろしくね~。バ~イちゃ♪」
言葉と同時に白い煙が上がり、会場から愛田の姿が消えた。
空「愛田の奴、やっぱキャラ固まってねぇじゃん」
海「ツッコムとこ、そこちゃうやろ」
光「まぁ、いつものことだから。さ、さっそく結果発表と行こうか」
海「って、何で光が仕切んねん。俺が、俺が、司会やぞ」
光「何で二回言った」
光を無視して、海にスポットライトが当たる。
海「それでは皆さま、愛田のアホのせいで、随分と遅くなってしまいましたが、俺たちが主役の『三兄弟の事件簿シリーズ』キャラクター投票の結果発表に移りたいと思います」
会場が暗転する。
スポットライトが行き来し、こういう場面でよくかかる、おなじみの音楽が鳴り響く。
海「それでは、総投票数六票の中から、第三位に選ばれたのは・・・」
空「って、ちょっと待て、六票しかなかったのかよ?」
光「僕は、もっと少ないと思ってたけどな」
私市刑事(以下私市)「俺も思ってたな」
空&海「って、いたのかよ」
とても良い笑顔で私市が頷き、親指を立てる。
私市「居たんだな、これが」
光「二人とも気づいてなかったのか」
空&海「全然」
私市「まあ、文字だけの出演だから、喋らないと居るかどうかわからないからな」
海「私市さん、それは言っちゃあいけないお約束☆」
私市「ははは」
空「あ、笑ってごまかした。まるで愛田のようだ」
愛田「聞こえてるよ~」
空、慌てて口をおさえ
空「すみませ~ん」
と、一応謝った。
海「んじゃあ、気を取り直して~。第三位は、一票獲得・・・」
シーンと静まりかえる会場の一点にスポットライトが集まった。
海「高橋空くんで~す」
空「えぇ?! 俺? 俺、一応主役なんだけどな~」
海「ふっ、ええやん・・・三位なんやから、六票の内、一票でも入ったんやから、ええやんか・・・」
引きつった顔になる海に、空は慌てて笑顔を作った。
空「う、うっわ~。俺すっげぇ嬉しい。貴重な一票、ありがとうございました! 三位最高!!」
海「ふっ、それでええねん・・・それで。はい、コレ賞状ね」
投げやりな海に、光や私市、そして鈍い空もあることに気付いた。
空「鈍い言うな!」
海「それでは、空くん。何でもええから、三位になった感想を一言」
空「いや、さっきも言った気がする・・・」
海にじと目で睨まれ、さっと海から視線を逸らす空。(シャレではない)
空「はい、えっと、愛田の気まぐれなキャラクター投票に付き合ってくださっただけでなく、俺に一票を入れてくださってありがとうございました。これからも、もっともっと活躍できるように、今度こそ、主役らしくいっぱい登場できるように祈ってやってください。愛田よろしくな」
海「え~最後は、愛田へのメッセージになってましたが、貴重な一票ありがとうございました。では、第二位の発表です」
またしても、会場が暗転し、スポットライトが縦横無尽に行きかう。
海「第二位。得票数、二。私市刑事」
私市刑事にスポットライトが当てられる
海、私市に小さなトロフィーを渡す。
海「私市さん、何か適当に良い感じ~な一言をどうぞ」
私市、苦笑いして壇上に設けられたマイクの前に立つ。
私市「え~、ありがとうございます。何やら、海くんの視線が痛いですが・・・。まさか、俺に票を入れてくれる方がいるとは思わず、嬉しいです。二位に入りましたので、次もきっと、いや、絶対に出番があると思います。ありがとうございました」
海「最後は、またちょっと愛田への圧力を感じたんは気のせいでしょうか。まぁ、しゃあないでしょう。悪いのは愛田です。・・・実は私市さん。愛田からもう一つプレゼントがあります。似顔絵だそうです」
私市「・・・正直いらないな」
海「まぁ、そう言わんと見たって下さいよ。じゃじゃ~ん」
壇上にあるスクリーンに似顔絵が大きく映し出される。
空「こ、これは・・・」
光「何ていうか・・・」
海「う~ん・・・」
三人同時に私市を見て
三人「似てない」
私市「いや~さすが、三つ子。綺麗にそろったね」
拍手する私市
天からの声(愛田)「こらこら~関心するとこ、そことちゃうやろ。絵に対するコメントは?」
私市「・・・下手?」
グサッ
空「っていうか、本当に誰? って感じ」
天からの声(愛田)「そうなのよね~。私も書いててさ、似てねぇな。誰だこれ。と思いながら書いてたからね」
光「居直ったな。それなら出さなきゃいいのに」
天(以下略)「だって、コレ描いたときにさ。保存失敗した~っと思って落ち込んでたらさ、この間ちゃんと保存されてることに気づいて嬉しかったのよ」
私市「それで、ここで発表しようと?」
天「そう。似てなくったっていいじゃない。この際! って感じ? 私市はもっとこう、渋くかっこいいイメージなんだけどね、私の中では。これじゃ、高校生みたいよね」
海「自分で言いよった」
空「潔い感じは俺、好きだぜ」
天「私も好きよ~空」
光「親ばか」
天「親ばかで何が悪い! ほ~っほっほ」
海「ホンマに、キャラ固めてから出てこいや、愛田。次進めんで~」
天「は~い。すみません」
海「それでは、栄えある第一位を発表したいと思います」
会場が暗転(以下同文)
海「って、略すんかい! あかん、思わず関西人スイッチ入ってツッコミ入れてもうたやないか。・・・おっほん。では、得票数三。栄えある第一位は、俺か光か、はたまた別の誰かなのか、もしかすると愛田ってせんも・・・」
空「早くしろ~司会者」
海「ちぇ、ええとこやったのに。では、第一位の発表です」
スポットライトが動き回る会場に、海の声が響き渡る。
海「第一回三兄弟の事件簿、キャラクター投票第一位は・・・」
ある人物にスポットライトが集中する。
海「春名光くんです。おめでとうございます」
光「あ、あぁ、ありがとう・・・」
空「意外性まったくねーじゃん」
私市「ほんとにね。海くんの態度見てれば誰だって分かるよ」
海「うおっほん。それでは、光。一位になった感想を一言」
空「うっわ、私市さんとは大違いな扱い」
海「ほんまにな」
光「とにかく、僕に投票してくださった皆様、本当にありがとうございました。皆様の応援を励みにこれからもがんばります」
私市「おめでとう光くん」
光の手を握る私市。
光「ありがとうございます」
光、手に視線を落とす。
光「・・・いい加減手を離してください」
私市「いや~、ははは」
海「このやり取りももう、お約束やな」
空「ホントに」
海「と、言うことで。第一回三兄弟の事件簿キャラクター投票は、第一位が光。二位が私市さん。三位が空という順番になりました。俺には一票も入らなかったということは抜きにして・・・」
一同「投票に協力くださった皆様、本当にありがとうございました」
海「え~、俺たちの話をまた読みたいって言うてくれてはる人も数人いてくれてます。ホンマに嬉しいです。俺たち、愛田のでっかい尻叩いて、次の話書かせるよう頑張りますんで、それまで待っててください」
空「あ、それと愛田から連絡事項です。三兄弟2の完結記念に、小説家になろう~秘密基地にて、俺たち三兄弟や、三兄弟の事件簿に出てくるキャラのイラストを募集しております。多くの方に書いていただけたらいいなと思っています。書いていただいたイラストは、このブログと、(超過疎な)ホームページに飾らせてもらいたいと思っております。練習がてら書いてやるかって方、もしおられましたらこちらでも、秘密基地のスレにでも結構ですので、ご一報いただけると嬉しいです(秘密基地の文面、ちょっと間違ってますが、お気になさらず~)とのことです。」
一同「どうぞよろしくお願いいたします」
一同礼。
海「これにて、第一回三兄弟の事件簿キャラクター投票結果発表会を終了させていただきます」
空「よっしゃ、食うぞ!」
海の言葉に半ば被るように声を上げて、会場に用意してあった料理を幸せそうに食べる空。
光「声でかいよ。空」
光の溜息が、大きな会場にそっと漏れた。
☆end☆
と、いうことで。キャラクター投票の結果はこんな感じでありました。
私の記憶では、私市一票で、空と同率だったはずなんですが、本日改めて確認したところ、私市に二票入っていました。
ご協力くださった皆様本当にありがとうございました。
海に一票も入らなかったのは、ちょっと意外でした。なんせ、三兄弟2は海にスポットを当てて書いていたものですから。海うじうじし過ぎだったのかな(笑)
光も結構、ウジウジ悩む子ですが、堂々の一位。う~ん。やっぱり皆様も王子キャラ好きなんですかね。私と一緒で(笑)
それはさておき。
空が言っていたように、イラスト募集しております。私自身が描いておりますが、そんなのは関係ございません。皆様が思うように、皆様が想像する三兄弟や、他キャラを見てみたいというなんとも我がままな企画でございます。
現在、一名名乗りを上げて下さった方がいらっしゃいます。今のところ、連絡が取れておりませんが、イラストいただいたらこちらとホムペに飾らせてもらいたいと思っております♪
どうぞ、お暇のある方、イラストの練習をしたい方、おられましたらご一報くださいませ。
本文を読んでいなくてもかまいません。
こちらに、簡単なキャラの特徴を書いております^^
それで想像してかいていただいてももちろんOKでございます♪
どうぞ、よろしくお願いいたします<(_ _)>
★今後の活動について★
前回の記事に書いておりましたアンソロジーの小説の構想を練らねばと思っております。
とりあえず、売り物なので、ちゃんとしなきゃとは思いますが、自分のペースは崩さず頑張ろうと思います♪
三兄弟も、その内、続編を書く予定です。まだ、何時になるかは分かりませんが(^^;
そちらもがんばりま~す♪