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プロフィール
HN:
愛田美月
HP:
性別:
女性
趣味:
読書にイラスト&小説書き。
自己紹介:
kinki kidsと板野友美ちゃんとリラックマが大好き(*^^)v
このブログでは、自作小説の創作話や自作イラストの公開をしています(^_-)-☆
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美月のお家へようこそ。日常のあれこれや、趣味の話。自作小説のこぼれ話&イラストをのせていきます。
小説ですが、イラストにつけていただいた小説ということで、カテゴリーイラストのお部屋にしております。
なんとなんと、前記事に書いておりますフリイラに、なんとなんと文樹妃さまがSSをつけてくださいましたっ。
どうしよう、本当にうれしいです。
イラストはこちら↓

SSいただけるということなので、ここにババンしちゃいます!!
ではご堪能ください!!
――傘、持ってくるの忘れたなぁ。やだな、今にも降ってきそう。
梅雨入りしたばかりのジメジメした空気に眉を寄せて見上げた空の下、まだ三日目のバイトの帰り道、思いがけず見つけた爽やかな色にあたしは足を止めていた。
白いつなぎのショートパンツに、薄いグリーンのTシャツ。
どんよりとした空とは正反対の組み合わせを着こなして、笑ってくれたのはいつもの顔。
「よっ! お疲れ」
何食わぬ顔でポケットから片手を出して、歩み寄ってくる。
「圭くん……びっくりしたぁ、なんで?」
我ながら愛想のない返答。きっと表情なんて、これっぽっちも変わってないんだろう。
圭くんは案の定、不満そうに唇をとがらせる。
「なんだよぉ、全然嬉しそうじゃないじゃん。喜んでくれるかなーと思って、こっそり待ってたのに」
「またまた。どうせ由美に聞いたんでしょ? 待ち伏せするなら由美のほうをしてあげればいいのに。きっと喜ぶよ」
自分でも可愛げのない言い方だって思う。
双子なのに、由美とは正反対の性格。
――素直じゃないんだ、あたしは。
ホントは心臓が飛びはねた。
だって、こんなところで会えるなんて思わなかったから。
……ううん、それだけじゃない。
でも、そんなこと、言えるわけない。
言っちゃいけない、由美のためにも。
心の中を見透かされないように、あたしは笑った。
圭くんのただの『クラスメイト』として。
あくまで、仲がいいのは由美。そしてあたしはそのおまけ、なんだから。
「あのさぁ、留美ちゃん……」
何か言おうとする圭くんの言葉にかぶせるように、あたしは続けた。
「それにしても、日曜なのに本当にどうしたの? 色々予定とか、あるんじゃないの?」
圭くんの瞳を見ずに、立て続けに聞いてしまう。
本当は聞きたくない答えなのに、予想を立てることで自分に言い聞かせてる。
きっと圭くんは気まぐれで、ちょっと通りかかっただけだとかで、あたしなんかに興味があるわけなんか……ないんだから。
期待しちゃいけないのに、心は理性を振り切って、優しくされるたび、喜んでしまう。
舞い上がってしまう。
もしかしたら――って。
ねえ、だから……優しくなんてしないで?
「か、彼女とか、好きな人とかいるでしょう? あたしなんかにかまってないで、本命一本に絞ったほうがいいよ? じゃなきゃあ、誤解されたりしたら圭くんが困る……」
今にも雨粒が落ちてきそうな真っ黒い空に引きずられたように、思わず出てきてしまったあたしの本音。
本当の本音とは違う、建前の本音。
どうしたんだろう、あたし。
いつもなら、適当に笑って離れるのに、ごまかせるのに……。
今日はバイトでいやなこともいっぱいで、ストレスも限界で、いつもみたいに笑えない。
――でも、本当はずっと思ってたのかもしれない。
こうやって時々あたしに分けてくれる圭くんの時間が、特別なものなんかじゃないんだって、きっぱり言ってほしかった。
残酷に切り捨てて、あきらめさせてほしかった。
あたしの中のじめじめした気持ちに、けじめをつけさせてほしかったんだ。
圭くんは一瞬呆気にとられたような顔をしてた。
見るのが怖くて、すぐに目をそらしてしまったけど――首もとのネックレスをいじっているようなのは、気配で感じた。
「……留美ちゃん」
「う、うん」
その声が真剣で、あたしはすぐに後悔する。
やっぱり、いつもみたいに笑えばよかった。
なんでもない顔で、ただの『クラスメイト』としてでも付き合えるように、未練がましくても、由美の次でもいいから、時々こうやって話して、こっそり喜んでいればよかったのに――。
今更手遅れ。
馬鹿なあたし。
もう、圭くんの気まぐれも終わりなんだ。
あたしの涙がぎりぎりであふれる前に、空からポツリと冷たいものが落ちてきた。
ポツリ、ポツリと次第に火照った道路を冷まし始める雨粒たち。
「留美ちゃん、こっち――!」
予想外に強く引っ張られた手は、勢いにのまれて抵抗もできず、あたしはいつしか圭くんと一緒に走っていた。
しっかりとつながれた手は、離そうとするわずかな動きすら許さないほどにぴったりと密着していて。
さっきまでの悲しさが急にドキドキに変わっていって、あたしはもう言葉すら出せなかった。
たどり着いたコンビニの前、一つしか残ってないビニール傘を買ってきた圭くんが怒ったような、なんともいえない顔であたしを見る。
ずいっと差し出された傘に、戸惑いながらあたしは入る。
つないでいた手のぬくもりが冷えて、変な寂しさが残った――なんて思う自分に戸惑ってたら、圭くんがあたしの肩を無言で引き寄せた。
「濡れるから、もっとこっち入りなよ」
それだけ言った圭くんに、あたしはどぎまぎしながら近寄って。
雨の中を歩き出す。
しばらく歩き続けて、ようやく雨がやみかけた頃、地下鉄の駅に着いた。
「あ、ありがとう……も、もういいから」
ずっと肩に添えられてる手は、大きくて優しくて――なんだかいつもの圭くんじゃないみたいで。
あたしはきっと赤い顔をしてたと思う。
黙ってた圭くんが片手を離して、あたしはほっとすると同時にまた悲しくなる。
勝手な自分に苦笑しながら、圭くんの答えを待った。
「――留美ちゃん、これ知ってる?」
唐突に圭くんが掲げたのは、自分のつけてる木製の飾りがついたネックレス。
首を振ったら、圭くんはちょっと笑って、それから真剣な顔をした。
「あのさ、今、ネットで流行ってるお守りなんだ。チャーム、とかいうやつ。恋が叶うんだって評判でさ」
「へ、へえ、そうなんだ」
笑いが固まる。頬が強張る。
でも笑おうと努力するあたしをじっと見つめていた圭くんは、傘を閉じながら空を見上げた。
「俺が好きな人ってさ、こんなイメージ」
言って圭くんの優しい瞳が映したのは、曇り空の切れ目から優しい光が差す光景。
それは誰なんだろう、由美なのか。それとも他の誰かなのか――。
また泣きたくなりかけたあたしは、手をとられて驚いて顔を上げた。
「このチャームには、好きな人のイニシャルを入れるんだ。ほら、見てみて」
木製の丸いフォルムがあたしの手に落とされる。
怖い気持ちのまま、それでもごくりと息をのんで――見つめた先には、R、の文字。
目を見開いたあたしに、圭くんは笑った。
「これだけ言ったら、わかってくれる……? ずっと今までアピールしてるのに、気づいてくれないんだもん。俺さ、見た目より、結構シャイなほうなんだけど」
「う、嘘……」
口をついて出た言葉はなんとも間抜けなもので、圭くんは笑って首を振る。
「嘘じゃないよ。俺が好きな人、一度しか言わないからよく聞いて?」
薄いグリーンのTシャツより、爽やかな瞳で笑いかけて、圭くんはあたしの耳元に唇を寄せた。
おわり
***************
いかがでしたか?
さわやかな青春の一ページって感じで、もうニヤけながら読んじゃいました。
もう、すっごく可愛い主人公の女の子><
こうやって、オリジナルイラストにSSつけていただくのって、初で、幸せサプライズでした。
すてきな小説を書かれる文樹妃さまのブログはこちらです。
文樹妃の独り言。
http://munjuhee.blog.shinobi.jp/
へGOですぞ^^
なんとなんと、前記事に書いておりますフリイラに、なんとなんと文樹妃さまがSSをつけてくださいましたっ。
どうしよう、本当にうれしいです。
イラストはこちら↓
SSいただけるということなので、ここにババンしちゃいます!!
ではご堪能ください!!
――傘、持ってくるの忘れたなぁ。やだな、今にも降ってきそう。
梅雨入りしたばかりのジメジメした空気に眉を寄せて見上げた空の下、まだ三日目のバイトの帰り道、思いがけず見つけた爽やかな色にあたしは足を止めていた。
白いつなぎのショートパンツに、薄いグリーンのTシャツ。
どんよりとした空とは正反対の組み合わせを着こなして、笑ってくれたのはいつもの顔。
「よっ! お疲れ」
何食わぬ顔でポケットから片手を出して、歩み寄ってくる。
「圭くん……びっくりしたぁ、なんで?」
我ながら愛想のない返答。きっと表情なんて、これっぽっちも変わってないんだろう。
圭くんは案の定、不満そうに唇をとがらせる。
「なんだよぉ、全然嬉しそうじゃないじゃん。喜んでくれるかなーと思って、こっそり待ってたのに」
「またまた。どうせ由美に聞いたんでしょ? 待ち伏せするなら由美のほうをしてあげればいいのに。きっと喜ぶよ」
自分でも可愛げのない言い方だって思う。
双子なのに、由美とは正反対の性格。
――素直じゃないんだ、あたしは。
ホントは心臓が飛びはねた。
だって、こんなところで会えるなんて思わなかったから。
……ううん、それだけじゃない。
でも、そんなこと、言えるわけない。
言っちゃいけない、由美のためにも。
心の中を見透かされないように、あたしは笑った。
圭くんのただの『クラスメイト』として。
あくまで、仲がいいのは由美。そしてあたしはそのおまけ、なんだから。
「あのさぁ、留美ちゃん……」
何か言おうとする圭くんの言葉にかぶせるように、あたしは続けた。
「それにしても、日曜なのに本当にどうしたの? 色々予定とか、あるんじゃないの?」
圭くんの瞳を見ずに、立て続けに聞いてしまう。
本当は聞きたくない答えなのに、予想を立てることで自分に言い聞かせてる。
きっと圭くんは気まぐれで、ちょっと通りかかっただけだとかで、あたしなんかに興味があるわけなんか……ないんだから。
期待しちゃいけないのに、心は理性を振り切って、優しくされるたび、喜んでしまう。
舞い上がってしまう。
もしかしたら――って。
ねえ、だから……優しくなんてしないで?
「か、彼女とか、好きな人とかいるでしょう? あたしなんかにかまってないで、本命一本に絞ったほうがいいよ? じゃなきゃあ、誤解されたりしたら圭くんが困る……」
今にも雨粒が落ちてきそうな真っ黒い空に引きずられたように、思わず出てきてしまったあたしの本音。
本当の本音とは違う、建前の本音。
どうしたんだろう、あたし。
いつもなら、適当に笑って離れるのに、ごまかせるのに……。
今日はバイトでいやなこともいっぱいで、ストレスも限界で、いつもみたいに笑えない。
――でも、本当はずっと思ってたのかもしれない。
こうやって時々あたしに分けてくれる圭くんの時間が、特別なものなんかじゃないんだって、きっぱり言ってほしかった。
残酷に切り捨てて、あきらめさせてほしかった。
あたしの中のじめじめした気持ちに、けじめをつけさせてほしかったんだ。
圭くんは一瞬呆気にとられたような顔をしてた。
見るのが怖くて、すぐに目をそらしてしまったけど――首もとのネックレスをいじっているようなのは、気配で感じた。
「……留美ちゃん」
「う、うん」
その声が真剣で、あたしはすぐに後悔する。
やっぱり、いつもみたいに笑えばよかった。
なんでもない顔で、ただの『クラスメイト』としてでも付き合えるように、未練がましくても、由美の次でもいいから、時々こうやって話して、こっそり喜んでいればよかったのに――。
今更手遅れ。
馬鹿なあたし。
もう、圭くんの気まぐれも終わりなんだ。
あたしの涙がぎりぎりであふれる前に、空からポツリと冷たいものが落ちてきた。
ポツリ、ポツリと次第に火照った道路を冷まし始める雨粒たち。
「留美ちゃん、こっち――!」
予想外に強く引っ張られた手は、勢いにのまれて抵抗もできず、あたしはいつしか圭くんと一緒に走っていた。
しっかりとつながれた手は、離そうとするわずかな動きすら許さないほどにぴったりと密着していて。
さっきまでの悲しさが急にドキドキに変わっていって、あたしはもう言葉すら出せなかった。
たどり着いたコンビニの前、一つしか残ってないビニール傘を買ってきた圭くんが怒ったような、なんともいえない顔であたしを見る。
ずいっと差し出された傘に、戸惑いながらあたしは入る。
つないでいた手のぬくもりが冷えて、変な寂しさが残った――なんて思う自分に戸惑ってたら、圭くんがあたしの肩を無言で引き寄せた。
「濡れるから、もっとこっち入りなよ」
それだけ言った圭くんに、あたしはどぎまぎしながら近寄って。
雨の中を歩き出す。
しばらく歩き続けて、ようやく雨がやみかけた頃、地下鉄の駅に着いた。
「あ、ありがとう……も、もういいから」
ずっと肩に添えられてる手は、大きくて優しくて――なんだかいつもの圭くんじゃないみたいで。
あたしはきっと赤い顔をしてたと思う。
黙ってた圭くんが片手を離して、あたしはほっとすると同時にまた悲しくなる。
勝手な自分に苦笑しながら、圭くんの答えを待った。
「――留美ちゃん、これ知ってる?」
唐突に圭くんが掲げたのは、自分のつけてる木製の飾りがついたネックレス。
首を振ったら、圭くんはちょっと笑って、それから真剣な顔をした。
「あのさ、今、ネットで流行ってるお守りなんだ。チャーム、とかいうやつ。恋が叶うんだって評判でさ」
「へ、へえ、そうなんだ」
笑いが固まる。頬が強張る。
でも笑おうと努力するあたしをじっと見つめていた圭くんは、傘を閉じながら空を見上げた。
「俺が好きな人ってさ、こんなイメージ」
言って圭くんの優しい瞳が映したのは、曇り空の切れ目から優しい光が差す光景。
それは誰なんだろう、由美なのか。それとも他の誰かなのか――。
また泣きたくなりかけたあたしは、手をとられて驚いて顔を上げた。
「このチャームには、好きな人のイニシャルを入れるんだ。ほら、見てみて」
木製の丸いフォルムがあたしの手に落とされる。
怖い気持ちのまま、それでもごくりと息をのんで――見つめた先には、R、の文字。
目を見開いたあたしに、圭くんは笑った。
「これだけ言ったら、わかってくれる……? ずっと今までアピールしてるのに、気づいてくれないんだもん。俺さ、見た目より、結構シャイなほうなんだけど」
「う、嘘……」
口をついて出た言葉はなんとも間抜けなもので、圭くんは笑って首を振る。
「嘘じゃないよ。俺が好きな人、一度しか言わないからよく聞いて?」
薄いグリーンのTシャツより、爽やかな瞳で笑いかけて、圭くんはあたしの耳元に唇を寄せた。
おわり
***************
いかがでしたか?
さわやかな青春の一ページって感じで、もうニヤけながら読んじゃいました。
もう、すっごく可愛い主人公の女の子><
こうやって、オリジナルイラストにSSつけていただくのって、初で、幸せサプライズでした。
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http://munjuhee.blog.shinobi.jp/
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