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+プラス探偵事務所

やっとこさ、完結させました。昨日のことです。

全部で14章プラス、プロローグとエピローグなので、16話かな? それにいただいたキャラクター設定&あとがきが入ってます。

長いよ。しかも変な話だよ。へへへ。
(読了時間はキャラ設定あとがき含め約82分です)

ああ、高田さまには申し訳ありませんとしか言えないですが。申し訳ありません。

では、続きに小説語りをば。
ちょっと解説チックなことをしようかな。しない方がいいかな。

見たい方だけどうぞ。

+プラス探偵事務所

今回のお話は、いただいたキャラクターを元に考えていきいました。
通の特技が女装ということで、これは絶対に出したいと思い、女装できる環境におかせたいということで、探偵事務所の所員にしちゃいました。結果、+プラス探偵事務所ができあがりました。

ではここからネタばれバンバン出てきます。

ではでは、作品の裏設定やら解説やらを書いていきます。
(あえて作品内に書かなかったことなどなどです)

今回私が書きたかったのは『騙すお話』でした。
まずはじめ。プロローグに出てきた彼が、彩香の婚約者です。彩香の婚約者は売れない画家という設定があったりします。一切、作品内には出てこずでしたが。
彩香は、彼に死ぬ前にもし、自分に何かあったら、茉莉に依頼するようにと言い置いていたのです。

彩香は、自分が死んだあと、いくらかの財産を彼に譲るつもりでした。それを知った犯人が彼に何かしないか。それが心配だったようです。
そして、自分に嫌がらせする手紙をおくっているのが兄妹のどちらかだと思っていました。
彼を守るため、彩香は茉莉たちに、婚約者を守り、犯人が好きに動けないように、牽制する材料を集めてほしかったようです。

茉莉たちは依頼を受けた後、動き出しました。この頃は主に、芳郎と茉莉の二人で動いています。二人は、玲香のほかに、玲香と彩香の兄も調べています。しかし、兄は病気がちで、そのころは入院していました。とても、彩香を殺すために遠出することができる状況ではなかったのです。そこで、ターゲットを玲香にしぼりました。二人は、玲香が+プラス探偵事務所に依頼させるように、いろいろと周到に用意していきました。

大方の準備を終えた後に、茉莉は清吾たちに、もうすぐ依頼が来るわよと、言うわけです。
このときは賭けのようなものでしたが、茉莉は依頼が来ると確信していたようです。

茉莉が思っていた通りに、電話がかかってきました。
その時の真言のセリフ
「姉さん、かかった。予想通り、依頼だよ」
このセリフのかかったは、電話がかかったではなく、『姉さん、ターゲットが引っ掛かった。予想通り依頼の電話だよ』と、いう意味合いのものだったんですね、実は。作中で清吾たちが使っているターゲットが指しているのは、すべて玲香でした。なので、真言と清吾が見張っていたのも芳郎のマンションではなく、玲香のマンションだったわけですね。
って、もうみなさん気づいてらっしゃるかもしれませんが。
こう言ったセリフがいっぱい、作中に隠されています。

たとえば、清吾が玲香の前で、通に「どうだった、元婚約者の印象は」と聞くセリフがあります。これは、通がどういう反応を示すかと面白がって聞いたセリフだったりします。清吾は芳郎の正体を知っているわけですから、わざわざこんなセリフを言う必要はなかったわけです。なので、このセリフを言われたとき、通は肩をすくめたんです。また、遊んでとでも思ってたのかも知れません(笑

まあ、こんな感じで新たに探してみるといろいろ、もしかしてここってこういう意味だったの? なんてことが見えてくるかもしれません。

と、いうわけで。今回の作品は、推理物ではなかったのです。
主人公たちは、玲香が犯人かどうか確認するため、そして依頼人を守る材料を集めるために玲香をみんなしてだましていたというお話です。

今回の狙いは、(うまくいくかいかないかは別にして)

犯人はこの人だったのか! ではなく。

みんなしてこの人騙してたのか! と、思ってもらうことだったんですね。(きっと最初で気づいている方もいると思いますが)

そう思ってもらえたら一応成功です。そう、ただそれだけ。

普段は読者にやさしすぎるといわれるほど書きこんでしまう私ですが、今回は頑張って書き込みを減らしました。うまくいったかどうかは分かりませんけども。

面白みもへったくれもない、好き嫌いの出る作品になっちゃった感がありますが。
とても楽しかったので私(だけ)は満足です。

高田さまには、申し訳なかったですが。もっと普通のお話にすればよかったかと、ちょっぴり後悔していますが、これはこれで。ねぇ。ダメですか。すみません。

ではでは。今日はこの辺で~^^v

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面白かったですとも
読み終わったあとあれこれ考え、ああ、物語全体が彼女をハメるための、というんでしょうか、大芝居だと気付き、これは面白い作品だー、と思ったわけです。
婚約者の話、すっぽり忘れてましたけど……。
読者側にあれこれ考えさせ、自分なりの答えを出させるのも、推理モノといえるのではないでしょうか。
トリック固めの作品より、僕はこういったものの方が好みです。

シャッフル。面白い企画ですよね。いやあ、満足満足ですよ。
ありがとうございました。
平隊員T 2009/07/12(Sun)15:06:04 編集
平隊員Tさまへ
うわわ、ありがとうございます。
面白いと言っていただけてうれしいです。

婚約者の話は、最初にちょこっとしかでませんもんね^^;

まだまだほかに書きようがあったようにも思いますし、これから精進していかないとと思います。

シャッフル面白いですよね。勉強にもなるし。
こちらも素敵なキャラクターをありがとうございました。
愛田美月 URL 2009/07/12(Sun)21:29:59 編集
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